10月 062015
熊本へは何度も訪れたことがあるのですが、たまには旅館で和食じゃないのにしたいねということで、探し出したのが阿蘇の「山荘 火の鳥」でした。
以前、西原村の牧場を訪問した際に、阿蘇山へ向かう298号線沿いにログハウスを見ていたので気になっていました。
ログハウスの離れとそれぞれに露天風呂がついていて、食事はフレンチ、自家栽培の野菜と熊本の牛肉が味わえると知って、行く前からかなりそそられました。都合よく予約がとれたので、いざ、宿泊場所まで向かいました。
確かにホームページにも口コミにもかなり分かりにくい場所という注意書がしてあって、そうは言ってもナビもあるし、目標の看板だけブックマークして進みました。途中日がくれて、目印のはずの看板も暗すぎて見えません。狭い山道に差し掛かり、主人も不安げに運転しているし、本当にこの時代にこんな暗い道があるのかと言うくらいの深い暗闇でした。
とうとう電話しようということになり、宿に連絡すると、慣れた様子で「ああ、そこなら角を右です」というので、安心して電話を切ろうとすると慌てて電話を切るのを阻止され、たぶんわからないからと口頭で案内してくれることになりました。すると、道案内と道が見事なタイミングで一致しているのです。まるで、同乗しているかのように、すいすいと言われた通りに車は進み、目の前に建物が現れました。
なんだかきつねにつままれたような感覚でしたが、あたたかく迎えられ、ログハウスの部屋も、料理も申し分なく堪能でき、もちろん露天風呂もゆったりできました。
あの暗闇の道と、素晴らしい道案内は阿蘇の不思議として何度も思い出すところです。
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